「あの………剱さんは料理とかできますか?」

「できるけど………まさかまだなんにも食べてないわけじゃ………」

「………そのまさかです。」

真っ赤になった顔を隠すように俯きながら言った。

剱はおもむろに冷蔵庫の前に立ち、中を確認する。

「これだけあれば………炒飯ぐらいは作れるかな?」

「ち、炒飯作れるんですかぁ!?」

鎗の中では炒飯を作れる人=神という方程式が立つ程だ。

「ん?あぁ。ちょっとキッチン借りるね。」

「あ、はい!!」

どんな炒飯がでてくるんだろうとドキドキしながら剱さん作の炒飯を待った。