ダメか………


と、剱が思った瞬間、一気に光と風が恐ろしいほど強まった。

「目覚めよ、龍神!!!!」


目の前が光に包まれ、風がおさまった。







光が消え、目を開く。


鎗は数秒間、目を疑った。


目の前に小さなかわいい『龍』………いや、『竜』が浮遊しているのだ。


「そいつは鎗の相棒であり、武器だ。」

「相棒…?武器…?」

鎗は竜を目で追いながら尋ねた。