光が消えると、そこはなんにもない部屋…と言うより『空間』と言ったほうがあっている、そんな場所に二人は立っていた。

「さて、着いたぞ。」

「ここが光の………」

鎗が顔を曇らせる。

「いや、ここはいわゆる『実験室』ってとこかな?」

「『実験室』?」

剱の話を聞いてはじめの曇りは消えたが、新たな曇りが生まれた。

「ちょっとしたテストをやる。」

「テスト?」

「テストと言ってもこうなったから不合格とかそういうのはないから安心して。」

鎗の顔からから曇りが消えた。

「何をすれば?」