そして、昨日あったことを全部てるちゃんに話した。



―――――-…



「……玲ちゃんがねぇ」


あたしが話し終わるとてるちゃんは腕を組んで難しい顔をした。


「うん……」


あたしは下を向きながら頷く。


「玲ちゃんも星野くんのことが好きだったんだね」

てるちゃんはため息混じりに
呟くようにそう言った。


あたしの心がずきっと音を立てる。


「うん……」


玲……なんで言ってくれなかったの?


星野くんが好きだって……



そしたら……

付き合わなかったのに……

玲を応援したのに……



あたしの心がどんどん苦しくなっていく。

彼氏にフラれて

友達に裏切られて……


苦しい―-…