────…… ──… 「さあ、体育祭も終盤に差し掛かって来ました。次の種目は女子400メートルリレーです」 各組の応援が一層大きくなる。 俺と恭平は最前列で応援をしていた。 視線の先には木原と初純。 「よーい…」 パーン…! ピストルの音が響いた瞬間、耳が痛くなるほどの声援が始まった。