「本当にすみませんでした!!」


「いいよ、いいよ」



先輩が手をパンパンと叩き、みんなにこう言った。



「はい!練習再開するよ─!」


「「…はい!」」



後輩はもう一度、私に頭を下げ、みんなと一緒にコートへ戻っていった。



「今日はゆっくりそこに座って」


「…すみません、」



「気にしなくて大丈夫だから!今日ぐらいはじっとしてなさい♪」



先輩は私の頭を撫でて、コートへ走っていった。





私は右足をさすった。







…─やっぱり痛い。