────……… 翌日。 あれから一睡も出来ず、朝を迎えてしまった。 今日は合宿最終日。 私は早くから体育館に行き、お茶を水道場で作っていた。 「…はぁ─……」 キーパーの中に流れ込む水をボーッと見つめていた。 水を見ていると、恭平を思い出す。 あの日の夕日に照らされた恭平の横顔。 「…………」 忘れられない。