「作戦成功」 「…やっぱり、木原の作戦だったか…」 「当たり前でしょ♪」 ─────……… 廊下を歩いてる途中、女バスの部員に初純の居場所を聞けた。 俺は公民館の二階に上がると、テラスに出た。 少し生ぬるい風が体の横をかすめた。 「…何やってんの?」 「恭平…?」 テラスの床に座り込んで、壁に寄りかかっている初純を見つけた。