藍ちゃん、ごめんね。


だからね、あたしは罪を償おうと思う。



「藍ちゃんは誰に渡すの?」

愛海が藍ちゃんに聞いた。

「うーん。お父さんでしょ。理緒、愛海、菜穂、真奈・・・「長い!!」

どんどん、出てくる名前に愛海がつっこんだ。

自分が聞いてたのに。


「じゃぁさw、13日うちで作る?ちょうど、部活休みだし・・」

愛海が提案した。


「うん。でも、いいの?」

愛海の家、迷惑じゃないかな?

「全然。お母さん、その気だったらしいよ。この前とか、家で作ればいいじゃないって言ったから〜。」


愛海のお母さんは、小柄で可愛いけど、性格はサバサバしてる。

いいな〜。

「じゃぁ、うち午前部活あるから終わったら行くね。」

藍ちゃんが言った。

愛海はあたしと同じ吹奏楽部だから、あたしと愛海は午前中は買い出しに行くことにした。