-14日-

「おはよう!」

あたしは、いつも通り愛海と藍ちゃんに挨拶する。


「おはよう。」

藍ちゃんと愛海が挨拶を返してくれた。

「藍〜、あんたのかばん見るよ〜。」

愛海がかばんを開けようとしたときだった。

「ダメ!!」

藍ちゃんは、いつもの性格からは考えられない声で叫んだ。


「え?」

そのとき、偶然開いてた鞄が机から落ちた。

同時に、中身も床に広がった。


「あ!!藍チョ・・・モガ」

藍ちゃんが愛海の口をふさぎあたしを見た。

「それって、森山君にあげるの?」