あたしが迷っていたら、執事さんみたいな格好をした人がやってきた。

「宮本様?どうかなさいましたか?」

「えっ!?あの…どこに座ったらいぃかなと…」

「こちらです。お手をどうぞ。」

なんで手??

「中村さん。乃依はそういうの慣れてないから…」

「そうでしたか!!申し訳ございませんでした。」

そう言って中村さんという人はキレイに頭を下げた。

「乃依っ!!お手をどうぞって言われたら、ありがとうございますって言って、その人の手に自分の手を重ねればいぃから^^」

「わっ、わかった?」

「先程は失礼いたしました。宜しければ、お手をお願いしてもよろしいでしょうか?」

「もちろんですっ!!ありがとうございます。」

あたしは姫の言う通り、お礼を言って中村さん?の手の上に自分の手を重ねた。

「じゃぁ、いただきまぁす♪」

なんか、どれもおいしそぉ…

でも何で、執事さんが横に付いてるんだろ…?