と、お金持ち自慢?を聞いているうちに姫の家に着きました。

けっこう時間かかったなぁ。

それよりも話のわからないお金持ちの話に長い時間耐えたあたしは凄いっ!

そんなバカなことを考えているあたしと、

　　ピンポーン♪

「はい。どちらさまでしょうか？」

「緒方大貴様の執事をしているものですが。」

「緒方様ですね。ではあなたのお名前えもは？」

「坂江と申します。」

「姫様からお通しの許可が出たので、そこに手をかざしてください。そうすればドアが開きますので、空いているお客様用の所にお車をおとめください。」

「ありがとうございます。」

　　　ピッ

　　　　　　ウィーン

うわ～凄い。手を置いただけで門があいたよ。

中に入るための大変な手続きをこなしてくれる坂江さんでした。

やっぱお金持ちの家って友達でも入るのが大変なんだ。

「どうぞ。皆様方。」

「ありがとっ。」

「いえ。大貴様私はいつ頃お迎えに上がったらよろしいでしょうか？」

「う～ん。じゃあ帰る頃に電話するよっ。」

「かしこまりました。旦那さまと奥方様にもお伝えしておきます。皆様のお家にも連絡してよろしいでしょうか？」

「じゃあおねがいします。」

「ご迷惑をおかけします。」

「おねがいします。」

莉衣も敬語使えるんだ。

『使えるしっ!失礼な。』by未来の莉衣

「宮本様もご連絡してよろしいでしょうか。」

「あっ。はい、お願いします」