「だから。俺を彼氏にできるか考えてみてほしい。さっきも言ったけど返事は待つから。」

「はい。」

「それじゃあ。またね乃依ちゃん」

「はい。先輩」

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ガララ・・・

「どうだった？乃依？」

「先輩に何言われたの？」

教室に帰ったあたしは莉衣と姫から質問攻めにあったけど今はそれを応えられる気はしない。

「どうしたんだろ乃依？」

「よっぽど衝撃的なことでも言われたのかな？」

そんな莉衣と姫の心配している声も聞こえてきた。

でも今のあたしはそれどころじゃない。

今でも信じられない。

あのモテモテな金本先輩があたしのことが好きだなんて。

このときあたしの姿をさびしそうな目で見ていた、あの人にもっと早く気付いていたらあんなことにはならなかったのかな？