「おじさん!今日は何か作った?」

和泉 仁南(イズミ ニナ)
小6。

隣の家のおじさんは発明家。


いつも、失敗ばかりだから、あんまり期待してないんだけど。

まぁ、暇潰しにはなる。

「お、仁南ちゃん。今日は飴だよ」

「飴…?」

「まぁ、とりあえず6個な。みんなで分けなさい」

「ありがとー」

…飴…?

なんか、変な色だけど…。
渡された、その飴は、赤紫っぽい色で、“飴”という感じではなかった。

6個もいらないし…

あ、そーだ!

公園で遊ぶってみんな言ってたから、行ってみよ。

そして私は、家から5分程度の公園に向かった。