そんな事を考えているうちに昼休みになった。

お弁当を持って美緒に駆け寄る。

「美緒、は『話あるんでしょ?』

私が言い終わる前に美緒はニコッって笑って言った。
美緒ってすごい。
いつも私の考えてることはお見通しなんだ。

私と美緒は屋上にいった。

なんて話したらいいか分からなくて黙っている私に美緒は

「明の言いたい事当てていい?」
って、まるで私が先生を好きって事が分かってるかのように言う。
結局当たってたんだけど。

その後美緒に
「あんた田中先生の事好きなんでしょ?」
ってズバリ当てられちゃった。
朝のあいさつの時に気付いたんだって。
さすが、美緒。
絶対に当たらないって思ってたから
当てられたときはビックリした。

「で、どうすんの?」

「どうすんのって・・・」

「だーかーらー。告白しなくていいの?って言ってんの。」

そんな事くらい分かってるよ。
でも、告白って・・・

私は―