そんな私をよそに先生は続ける

「もちろん、告白されるのは嫌じゃない。でも、俺は先生だから。しょうがないんだ。
せっかく勇気を出して告白してくれた生徒が傷つかないようにって、俺は悩んで悩んで返事をする。どうやって断ったら、相手が傷つかないでいられるかってね。
あ!俺、熱く語りすぎた?」

私は黙って首を横に振る。

先生の気持ち、すっごく伝わってきたよ。

相手の気持ちを考えられる先生は

やっぱりすごいと思う。

「先生。モテるのに、私を部屋に呼んじゃっていいの?」

「お前は特別なの。大丈夫だから、心配すんな。」

先生に言われると安心する。

先生の一言はとっても説得力があって

いつも納得しちゃうんだ。