私の好きって気持ちはあふれ出しそうで
もう、どうしたらいいのか分からなかった。

でも、今言ったら先生はきっと困るでしょ?
今まで見たいに笑ってくれなくなるでしょ?

そんなの嫌だ。
そうなるぐらいなら私が我慢するから。

ピンポーン

そんな事を考えていたら誰かが来た。

「ちょっと待ってて。」

「うん。」


先生は急いで玄関に向かう。


「優人。久しぶり!お邪魔しても大丈夫?」

おんなの人の声。

優人?

もしかして、先生って彼女いたの?

私は、勝手に決め付けて不安になる。

「桜、何だよ今頃。まだ、何か俺に文句でもあるの?」

先生の声はいつもの優しい声じゃなく、怒りのこもった声だった。

それを聞いて、今は彼女じゃない事を知る。

でも、きっと前の彼女だ。

今は別れてるのに、何で先生に会いに来るの?

「文句なんて・・・・急に来てごめんね。今日は帰る。」

「ああ・・・じゃぁな。」

そういって、先生は玄関のドアを閉めた。