「どっか、その辺座っといて。あ、お前オレンジュース好き?」

「大好き!」

「そうだよな。この前、オレンジ好きって言ってたもんな。俺も結構好きなんだよね。」

そういいながら先生は私にオレンジジュースを持ってきてくれた。

本当は今は、オレンジジュースよりお茶を飲みたい気分。
だけど、先生がせっかく用意してくれたのに
飲まないわけにはいけない。

ゴクッ

先生のいれたオレンジジュースは美味しくて、私の大好きな味だった。

先生がいれてくれたからかな?

なんて、またバカな事を考える。


先生が私の横に座る。

ドキドキ

緊張して心臓がやばい。
先生に聞こえちゃうんじゃないかって思うほどに
大きな音を立ててる。

落ち着け私。
落ち着け、心臓。