「先生、何処行くの?」

「ん?俺ん家。だって、お前生徒だからさ。外で誰かに見つかったらやばいだろ?」

「うん・・・そうだね」

先生、生徒の私と居るの面倒くさいのかな?
本当は普通に外を歩きたいのかもしれない。
もしかして、私の存在が先生を邪魔してる?

「先生、もし外行きたいんだったら行ってくればいいよ。私、1人でも大丈夫だし。」

先生は私の言葉に驚いたみたい。

何言ってるんだ?って顔でこっちをみる。

そのキョトンとした顔も可愛いと思ってしまうなんて
私は相当先生にベタ惚れしてしまったらしい。

「俺、別に外行きたくないんだけど。だから、俺ん家来いよ。な?」

来いよ。なんて彼氏みたい!
私は1人でニヤける。
だって、嬉しいじゃん?
しょうがないもん。

「なーに、ニヤけてんの?変態!」

「なっ!変態なんかじゃないもん。」