「...もしもし」

「もしもし、吉田ですけど、先生?」

「おお!吉田。こんな時間にどうした?何かあったのか?」

「あのね。さっき病院から電話があって...切れちゃったから良くわかんないけど。きっと、お母さんが・・・・」

「分かった。今からお前ん家行くから。待ってろ。」

「先生、うち分かるの?」

「お前、俺をなめるなよ?一応お前の担任だからな。」

「そうだった。先生、ありがと。気をつけてきてね。」

「そうだったって...。おう、すぐ行くからな!」

電話を切って先生の到着を待つ。

こんな時だって言うのに朝から先生に会えると思うと嬉しくてしょうがない。
私って最悪な子なのかも...