昨日の夜、家に帰ってから美緒に電話をした。

もう、夜遅いのに美緒は私の話を聞いてくれた。

お母さんが倒れて入院したことを話すと美緒は驚いていた。

「え?あの元気なおばさんが?」
ってね。

私も最初は思ったよ。
あの元気なお母さんが?ってね。
でも、その元気なお母さんは表側だけだったのかもしれない。

いつもお父さんに支えられていたお母さんは
お父さんのいなかった1日で
すごく追いやられていたのかもしれない。

美緒に明日学校に遅れる事を話して。

-緒に学校行けなくてごめん-

て誤った。

美緒は「いいよ」って笑いながら返してくれた。

電話を切ってからふと思う。
友達って大切だなぁ・・・って
つらい事があったときに頼りになるのは
やっぱり友達だ。
美緒が友達でよかった。

携帯を握り締めながら思った。