~♪~♪~

突然握り締めていた携帯がなった。
着信にあった電話番号からだ。
相手が誰か分からない恐怖で泣きそうな気持ちを抑えて
出ることにした。

「もしもし?」

「もしもし、こちら中央病院ですが、吉田明さんですか?」

「はい」

何か嫌な予感がして寒気がする

「実は、今日の午後6時ごろあなたのお母さんがお倒れになられて・・・」

お母さんが倒れたなんて。
お母さんは私が生まれてから1回も病気になった事がないぐらい
とても元気だった。
そんなお母さんが何で・・・

不安と恐怖で押しつぶれそうな私は
お母さんに会うために病院に向かった。