そういえば先生は何で私を理科室に呼んだんだろう

話をするなら教室でもよかったはず・・・
なのに何で?
私なんか悪い事したっけ?
自分の行いを振り返る

悪い事をした覚えはない

私の頭のなかはパニック状態。

「吉田?」

先生に話しかけられて我に返る

「はい!」

思わず大きな声で返事をしてしまった。

先生は私がいきなり大声を出すからビックリしてた。

恥ずかしい
きっと顔真っ赤だぁ。

先生は爆笑してるし・・・
最悪―

「それで何でここに来たと思う?」

「分かりません」

やっと本題
でも、そんなの聞かれて分からないよ。

「実はさぁ・・・大したことないんだけど・・・」

先生は笑っているけど
どこか寂しそうにしている