雲ひとつない
真っ青な気持ちいい青空

目の前に広がるのは
夢にまで見た高校生活

これから私の新しい生活が始まる―

「おっはよー」

大声でそう言いながら私に駆け寄ってくるのは
親友の美緒
中学校からの仲良しで
一緒に頑張ってこの学校に合格したんだ。

「おはよー」

大好きな美緒と一緒に
クラスが書いてある紙を見に行く

「ねえ、明。あの人超格好よくない?」

美緒が指を刺しながら言う

見てみるとさわやかな男子
美緒の好みそのものだった。

「美緒のタイプそのものじゃん?」

美緒は嬉しそうに頷く

「「あ!」」

私は美緒と顔をあわせて抱き合った
だって、美緒と同じクラスだったんだもん。

私たちは1年3組
7クラスあるのに美緒と一緒になれたなんて
やっぱり運命だなって思う。

教室に入って自分の席に着く
美緒はわたしの前の席。
これまた運命?