「…っ耀琉!?」
今年の春、私は耀琉を見つけてしまったんだよ。
遠くに行ってしまった耀琉の存在を。
街陰に隠れて消えていった君を私は全力で追いかけたよね。
そして必死に追いついて人ごみに紛れながらも、叫んだんだ。
「耀琉!!!」
その声は、君に届いたみたいでゆっくり振り返ったよね。
「…え???」
その目は冷たくて、まるで私なんか知らないって目で。
「耀琉…だよね?」
怖くて聞けない事でも心から愛している人の前では通用しないのかな。
私はいつの間にか手を引かれて何処か知らない所まで来ていたの。
今年の春、私は耀琉を見つけてしまったんだよ。
遠くに行ってしまった耀琉の存在を。
街陰に隠れて消えていった君を私は全力で追いかけたよね。
そして必死に追いついて人ごみに紛れながらも、叫んだんだ。
「耀琉!!!」
その声は、君に届いたみたいでゆっくり振り返ったよね。
「…え???」
その目は冷たくて、まるで私なんか知らないって目で。
「耀琉…だよね?」
怖くて聞けない事でも心から愛している人の前では通用しないのかな。
私はいつの間にか手を引かれて何処か知らない所まで来ていたの。