悠真が笑顔で迎えてくれた。



「おじゃまします…。」


初めて入る男友達の家。



(意外と片付いてる…)


珍しいものを見るような感じで、悠真の部屋を見回した私に、

フッと悠真が笑った。




「あ、そうそう。

んで、何すんの?」



私が聞くと悠真が、


「コレ。」



と、指を指した先を見てみると、



そこにはハサミやクシ、メイク道具などが置いてあった。





「OK………って、えっ!?」



何だか、嫌な予感がする…。




「え…、まさか……」




悠真がニッコリ笑って言った。



「そ。可愛くなるの。(笑)」



(……………)




「ほ、ホントに?」



そして、私の


【カワイコちゃん大作戦】


が、始まったのだった。