すると、店の前にこれでもかと本が置いてあった。


その中にファッション雑誌が大量にある。



「あ、これこれ。」




そう言うと悠真は、一冊の雑誌を手にした。



その表紙には、スッゴくキラキラした人が載っている。






「…お人形さんみたい……。」







私がそう言った。


すると、


「この子可愛いぃ〜。」




その見ていたページには、まるでフランス人形のような女の子が載っていた。




髪は栗色で、目はクリクリしてる。



(悠真はこんなタイプの子が好きなんや…)




ふわふわのワンピースから、ロックな服装までスゴく上手く着こなせている。




(今の子はスゴいなぁ…)


「こんなの着こなしとるんやもん…」






けれど、私は何だかスゴくやる気がわいてきた。





(よ〜しっ…)



そして一冊の雑誌を買い、私は




「悠真、ありがとっっ!」




「おっ!?おぉ…。」




そう言って、家へと走り出した。