「なんだよぉ…男持ちかよ」 ギャル男達はぶつぶつと文句を言いながらどこかへと歩いて行った 「春彦…春彦…はるひ…」 「何回呼ぶの?」 「…今日、何の日か忘れたの?」 春彦はふわりと微笑むと私の頭を撫でた 「忘れるわけないよ…今日で一年なんだから」 「春彦…」 私は春彦に抱き着いた 嬉しいのに、なぜか不安があったから この幸せが…崩れてしまうような気がして