「実紅、今日はもう帰るな」

優しく微笑む貴方


「…バイバイ」


「好きだよ…実紅」


私の頬にキスをして

彼は病室から出て行った



窓の外には雪がヒラヒラと舞っている


私の頬は熱を持ったまま

涙が一筋伝った



「は…るひ…こ」