~*聖*~



「じゃあな、聖。」


「おぅ!」


「雨降ってっから気をつけてな!」



「分かってるって!」



俺は、部活仲間と別れ

先生に頼まれたものを

グラウンドの倉庫に戻しに行った


――ェ………――


海咲…?


間違いない。


グラウンドに膝をついていた



何か探してんのか?
海咲は手で砂を撫でていた