…ピピピピ‥ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ…



「また、アノ夢か。」


眠い身体を揺り起こしながら
私はけたたましく鳴りつづける携帯のアラームを静かにとめた。


「おはよう、キング」

まだ寝ぼけ半分な目をこすりながら
殺風景な部屋に
ぽつんと置かれている
青々とした観葉植物に私は声をかける。

当たり前だけど返事はない。


それから小さく伸びをして
熱々のアッサムティーを飲む。


それが私のいつもの朝。


そして、今日の始まりである。