次の日−−−
今日は月曜日で、もちろんの如く仕事がある。
だ〜〜、寝過ぎで眠い……
昨日は何をするでもなく1日中フテ寝してたからか、いつも以上にぼんやりする頭をボリボリ掻きむしりながら階段を下りていくと。
店舗も兼ねている1階からは、すでに焼きたてパンのいい匂いが漂ってきていて。
昔からその匂いを嗅ぐと、なぜかシャキッと目が覚めるんだから、あら不思議。
ウチは通勤・通学途中のお客さんのために、朝は7:30から開けてるから、この時間はある意味戦争なんだよね。
よっし、一丁やりますか!
私は早速我が家のキッチンで朝食作りに取り掛かった。
つっても、切っただけのサラダと、目玉焼きぐらいだけど。
そういえばコータ君が作ってくれたお味噌汁、めちゃくちゃ美味しかったな……
私がうっかりそんなことを思い出しながら配膳をしていると、
「おはよう。朝からごくろーさん」
食パンを半斤持った母親がニコニコしながらリビングに入ってきた。
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