「………ん」



目が覚める。



「頭……痛ぁ」



あれ 朝?てか ここどこ?

あぁ家だ。



「………。」



えーっと

打ち上げ行って乾杯して、お酒飲んじゃってそれからどうしたっけ?

うーん……



「あっ!」

目が覚めたらたしか、翼君があたしを背負ってくれてて

それで………

あ~~よく思い出せない。




――コンコン



「はーい」


ガチャ


「あっ 祐稀(ユウキ)おはよ~」

「ねぇちゃん。今日部活じゃねーの?」

「え?」



時計を見る10時30分


「なんでもっと早く起こしてくんなかったのよ!!」

「目覚ましなってたぞ」

「……役立たず」

「あ そうだ。翼によろしくな」

「行ってきます」



祐稀は4つ下の弟
現在 中2

最近知ったんだけど、翼君と仲良かったっぽい。



だから翼君

あたしの家の場所知ってたんだなぁ…なんて思ったりする。



「ごめん 遅れました」



「心結 大丈夫?今日は休みなってメールしたのに……」


「メール?あっ 気づかなかった」



あたしが言うと、もうって灯璃は頬を膨らました。



「昨日はごめんね。桐谷先輩」