「うん…不倫はやっぱりいけないことだし、彼の奥さん、もうすぐ赤ちゃん生まれるみたいだったから、丁度良かった…」


「結衣…エライよ。私と一緒に恋愛しようね」


「うん!ありがと…」


私は結衣が無理して笑っているのに気付きながら、気の利いた言葉もかけれず、結衣の肩を軽くポンポンすることしか出来なかった


講義の最中、結衣が私のノートに何かを書いている


【大人気の映画のチケット、昨日最後に彼におねだりしたの。友達と行くからって】


【どんな映画?私はいつでもいいよ!バイトない日に行こう】


私はもちろん、結衣と私が行くんだと思っていた