神谷さんから握手を求められ、急いで汗ばんだ手をシャツで拭き、手を差し出した


｢あっ、はい！お願いします｣


神谷美鈴(ｶﾐﾔﾐｽｽﾞ)20歳
喫茶店の看板娘


日向さん、私がバイトしてたらビックリするかな？


これで日向さんを知ることが出来る


私はご機嫌で家路に着いた


結衣は今頃、デート


どうなったのか気になるところ


とりあえず、バイトが決まったこと、私が日向さんのことを頑張る気でいることをわかってもらう為にメールをした


結衣は私とは逆に頑張らなきゃいけない


好きな人と距離を置くなんて、物凄く辛いよね


結衣の気持ち、恋をしている人の気持ちが少しずつわかってきた私


こうして大人になるんだね