「あ〜あ〜王子様、見たいなぁ」


そんな話をしながら時間だけが経過


「やっぱり来なかったね」


「うん…」


「今日は帰ろう!で、いつ王子様に会ってもいいように、ウルウル対策だけは忘れないようにね」


「わかりました」


私達は仕方なく喫茶店を出る


ポツポツと歩いていると、結衣が手をパチンと合わせた


「結衣!あの喫茶店でバイトしなよ」


「バイト?」


「うん!王子様、来るよ!」


私は目の前がパァッと明るくなった気がした