私の左の薬指に、昴の手によって、キラキラと輝くエンゲージリングがはめられた


「でも、結婚は…ちゃんと栄養士になってからだけどな」


「うん!私、絶対なる!」


「決まり!本当は今すぐ結婚したいけど…今度は俺が待つ番か…」


「待っててくれる?」


「待つよ…すみれを待つんだったらいつまででも…」


ドキドキが止まらず、感動している私に、昴は更にとどめを差す


昴はテーブルに飾ってある赤いチューリップを1本取り、私に差し出した