私はさりげなく、自分の足をつねった


痛いってことは、夢じゃないんだ


昴、本当にココにいるんだ


「ん?どした?」


昴がケーキを食べながら私を見る


「ううん…本物の昴だなって思って見てただけ」


「本物だよ」


「だよね」


私は目の前に昴がいることに、幸せを感じた


「大学はどう?」


「うん、まあまあ〜かな」


私はケーキをゆっくりと口に運んだ


「後2年あるんだよな?」


「うん。後2年したら卒業だよ」


「そっか〜その2年、また俺と離れたらイヤ?」