部屋に入った私達はすぐに深いキスを交わした


1年振りの昴のキス


昴がテーブルに目をやった


「あ…箱、開けたんだ?」


「うん…丁度電話がかかった時に見てた…どうしても我慢出来なくて」


「そっか…1年、待たせてごめんな?待っててくれて…ありがと」


「当たり前だよ!」


「ハハ…そっか」


赤いチューリップを真ん中に飾り、2つのショートケーキとペアのマグカップでお祝い


「お誕生日、おめでとう…そして…おかえりなさい」


「ありがと…すみれ」


チュッ


昴が頬に軽くキスをした