もう1つは箱


大きさはハガキサイズ


よくある手帳なんかが入っているような箱で、ある程度重さもある


これは、まだ開けていない


本当はすぐにでも開けて中身を見たい


でも、昴の手紙に書いてあるように、どうしようもなくなったら開けようと決めた


その手紙と箱は、枕元に置いてある小物入れにきちんと入れて大切にしている


昴がイタリアに行ってから、半年が経つが、私は昴のことを考えない日はなかった





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