結衣が心配そうに聞いてくる


「ん?どうして?」


「電話はムリでもさ…手紙くらいくれても良くない?」


「うん…手紙は来るよ。あれから…もう〜2回来たし」


「そうなの?なんだぁ〜姫ったら言わないから、ただ待つだけ待って、捨てられるんじゃないかって心配しちゃったよ」


「ハハ…ごめん、ごめん!何か言いそびれてさ」


私は笑って誤魔化した


「そうだよね!姫にぞっこんの王子様だもんね。手紙には何て?」


「手紙の内容は内緒に決まってんじゃん!向こうで頑張ってるって」


「そっか〜早く帰ってくるといいね」