次の日からの私は、いつかイタリアから帰ってくるであろう昴を待つ為に、色々と計画を立てていた


まずは、フラワーアレンジメントの教室に通い始めたこと


昴の近くにいる為には絶対必要だもんね


そして、栄養士の資格を取るために勉強、喫茶店のアルバイト


昴に会うまでには少しは成長していたい


私はそれが自分の為だと思い、努力を惜しまなかった


「姫、最近、どう?忙しそうだけど」


結衣の誘いに久しぶりに乗った私は、ファミレスでランチをしていた


「うん。忙しいけどそんなに疲れないよ?」


「そう?」


「だって、全部、私のしたいことだもん!」


私はランチのスパゲッティを口に入れた


「ねぇ…王子様から連絡あるの?」