「キ、キライじゃないよ?」


「好き?キライ?…どっち?」


「す、好きに決まってるし…わかってるくせに!」


私は真っ赤になりながら昴の腕の中にいた


見上げると、茶色いふわふわの前髪の隙間から優しい目が見える


「俺もスッゲェ好き」


「ン…」


また昴のキスが私をトロけさせる


舌が絡みつき、鼻で息をしても苦しくなるくらい深いキス


こんな関係になるなんて思ってなかった


もう…昴しかいらない





───────……