動揺しながら少しの反抗


「そう?じゃ、帰る?」


「え?」


「こんな夜中に1人で…変質者いるかも…あっ…いや…幽霊とか出るかも…ホラそこ」


昴が私の後ろを指差した


「キャッ…へ、変な話やめてよ」


私は思わず、昴の腕に絡みついた


「どうする?帰る?」


「昴…イジワルだよね…」


「ハハ!イジワルじゃなくて…すみれといたいだけ」


「それをイジワルって言うの!」


私は絡みついていた腕を放した


すると昴は、離れようとした私の腕を掴み引き寄せる


「イジワルな俺…キライ?」