「だって…昴だってイラスト描いたりとかするでしょ?私がいたら邪魔にならない?」


「イラストは大学に送った後に描くし、出発までの時間はすみれと過ごしたい」


昴はそう言って私の手を引き、ソファーの部屋へ向かった


また、二人で並んで腰掛ける


「とりあえず、今日は寝ろう?明日、大学まで送って帰りは迎えに行くから、そのままアパートに戻って、必要なモノを持ってホテルに…な?」


私は少し強引な昴にドキッとしながら頷いた


「うん…でも、大学まではいいよ!皆いるし…」


「皆いてもいいじゃん?それとも俺が待ってたら迷惑?」