いつもは恥ずかしくて甘えたり出来ない私


今日は自分に正直になると決めた


「日向さん、日曜日にイタリア…行くんでしょ?」


「ん?何で知ってんの?」


「花屋のお姉さんに聞いたの…まだ日本にいるのか気になって…」


「だったら直接、電話してよ」


日向さんが肩を抱いた手で、私の髪の毛を触る


「私…着信拒否してたから…」


「あっ…やっぱり?どうして?」


「私、あのままだと日向さんに、イタリア行かないでって言っちゃいそうで…だからわざと離れたっていうか…その…」


「でも、出来ずに姉貴に聞いたワケだ」


私はコクンと頷いた