「ん?コレ…さっきまでネットで検索してた」


日向さんが椅子に座りながらテーブルの上に紙を置く


そこには大学と短大の名前がいくつか殴り書きされていた


「検索?」


「そっ!姫を探す最後の手段!ネットで調べるのをさっき気付いて、今まで必死で検索してた」


「日向さん…」


「いくら探しても姫が見つからなくて…でも…どうしても会いたかったんだ」


日向さんが立ち上がる


私の心臓はドキドキとし始めた


「ココじゃ、ゆっくり出来ないから…ソファー行こうか」


「うん…」