「そうなの?ただ単に、彼女持ちで、私に興味なかっただけなんじゃない?あ〜1人で舞い上がっちゃってマヌケだなぁ〜」


結局、ファミレスのドアに注意をしながらしばらく居座っていた私達


大学の参考書を開いて勉強をしているフリをして時間を潰した


「もうムリだね…姫、また明日にしよ?」


「うん…ごめんね」


「いいってば!私もその王子様、見たいから!」


イヤな顔ひとつしない結衣に感謝


「結衣、今日は私のオゴリ」


「マジ?ヤッター!」


「付き合ってくれてありがと」


私達はトボトボと何もなかったファミレスを後にした