「さっ!今日は〜簡単なスパゲッティにしよっ!日本だってイタリアに負けてないんだから!キノコたっぷりの和風スパゲッティ!最後に刻み海苔を散らして…」


私はわざと声に出していた


そうしないと頭の中で色んな事を考えて、涙が溢れてくるから…


「出来た〜!」


私はテーブルにスパゲッティを置き、フォークと麦茶を用意した


「いただきます」


クルクルとフォークに巻き口に入れる


「美味しい〜」


私はバラエティー番組を見ながら、スパゲッティを口にした


「ごちそうさま」


やっぱり…1人は寂しいよ…


美味しいモノも、面白いテレビも、まだ日向さんには勝てないよ…