「そ、そうだっけ…」


忘れたフリをした私


日向さんは、軽く笑いながら、携帯をポケットに入れた


「あ、日向さん、まだ時間ある?公園でコーヒー飲む?」


「俺はいいけど…姫から誘うなんて…何かあるの?」


「じゃ、そこの公園で!コーヒーは私のオゴリね」


私は日向さんの腕をわざとらしく掴み、腕を絡めたような仕草をした


こうして日向さんの腕に絡まるのも最後


二人で会うのも最後


そう決めた